【開催延期】米国ススーンヴァレーにあるマイクロワイナリーの若手経営者が帰日! 近年ワイナリーが増加中の函館で「食」と「ICT」を結ぶ講演とワークショップイベント開催(3/24・25・26)

いわゆる「世の中の常識」や「価値観」に対して,何らかの違和感や矛盾をおぼえることはありませんか?

過去11年にわたって函館圏でサイエンスフェスティバルを開催してきたサイエンス・サポート函館が,「食」と「ICT」をキーワードに個性的な仲間たちとともに米国ススーンヴァレーのマイクロワイナリー事業を継承し,ワイナリー経営とワイン造りに取り組む大島孝子さんをお呼びし,3日間にわたって地元函館で激動のライフヒストリーを語る講演と,日々に感じるもやもや感をワクワク感に変えるワークショップを組み合わせたイベントを開催することになりました!

そもそもマイクロワイナリーとは何か

マイクロワイナリーとは,文字通り「小規模なワイナリー」のことです.ロットが小さいため,大量流通はされず,会員制をとるところが多いのです.世界には数多くのマイクロワイナリーが存在し,3月に来函予定の大島孝子さんが4名で共同で経営している「サンセット・セラーズ」も.ご多分に漏れず会員制をとっています.ツタ主(=会員)になることで定期的にワインが送られてくるという仕組みです.



函館・道南エリアで増加しているマイクロワイナリー

大島さんの地元である函館は,近年ワイナリーが増加する傾向にあります.

2019年7月に,フランスの老舗「ドメーヌ・ド・モンティーユ」が函館市内に16haの農地を取得,ブドウ栽培をはじめました.植樹祭はマスコミでも報道され,ワイナリーの開設も計画していることから,地元では大きな話題となりました.2025年までの出荷目標を掲げており,そのうち「函館産」フランスワインが愉しめるようになる日が現実のものとなることでしょう.

仏老舗ワイナリーが函館でのワイン生産プロジェクトを始動しました|北海道農政事務所

サッポロビールも,2019年5月に函館市に隣接する北斗市内に「グランポレール北海道北斗ヴィンヤード」を開設,こちらはロットサイズが大きいために,もはやマイクロワイナリーとは呼べませんが,2022年頃から「函館産」ワインが出荷されることになりそうです.

「グランポレール北海道北斗ヴィンヤード」植樹式を実施|サッポロビール
サッポロ北斗ワイナリー

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Posted by グランポレール on Friday, 7 June 2019

函館のマイクロワイナリーを語る上で見逃せないのは,「農楽蔵(のらくら)」でしょう.農楽蔵は,2011年に北斗市の畑にブドウを植樹し,函館市元町でこだわりのワイン造りを続けています.

大島孝子さんらが経営するマイクロワイナリー「サンセット・セラーズ」は何がすごいのか

「サンセット・セラーズ」のワインは,手間暇かけて熟成してつくられたハウスメイドの芳醇なワインを,価格に転嫁せず媚びないスタイルの味づくりに徹しているところが特徴です.多くのハウスメイドワインは手間暇かけた分を通常の流通チャネルを使ってそのまま価格に上乗せして販売するため,高価でなかなか気軽に手が出る代物ではありません.

大島さん自身,「サンセット・セラーズ」のワインの大ファンでしたが,創業者のダグラス&カツコ夫妻が高齢を理由にワイナリーをクローズしようとしたことをきっかけに,有志の仲間らとともに,ICTの力で流通コストを極限まで抑えるとともに,「サンセット・セラーズ」のツタ主に向けてワインのトラッキングレコードをリアルタイムで確認できるような仕組みを構築したのでした.

大島さんは,サンフランシスコベイエリアでもICT分野のエンジニアとして一目置かれる存在.そんな大島さんが,満を辞して函館の人たちに向けて講演する運びとなったのです.

「ICT」と「食」「農業」「ワイン」を結ぶイノベーション

大島さんの3日間にわたる講演+ワークショップイベントは,主催のサイエンス・サポート函館が,2019年10月に総務省の「異能vationネットワーク」に採択されたことに起因して実現の運びとなったものです.

函館は,道内の農林水産物が集結し,本州に向けて輸送される,いわば「北海道の台所」にあたります.函館の中心産業が水産業から観光業へとシフトする中,北海道の南に位置し,本州との連絡口にあたる函館は,農林水産業,食品加工業,観光業,流通業などが密接に連携しあって新たな発展を遂げるポテンシャルを有しています.しかしながら,総務省の「異能vationネットワーク」の解説の中で語られているように,既存の常識にとらわれない独創的な変わったことを考え,実行する人を後押しし,変わったことを考える人たち同士が新たな価値を創造していくことに必ずしも寛容とは言えない面もみられます.

今回の大島さんのイベントには,大島さんのような異才でも条件が揃えば花開く機会は自ずと開かれるということ,そして函館の地でも異才がもっと花開くことができる環境をつくりだしていきたいという,企画者の願いがこめられています.

平日の午後という時間帯ではありますが,興味を持たれた方のご参加をこころよりお待ちしております.(K.T.)

【遺愛会場】
<開催日時>
2020年 3月24日(火)14:00〜17:00(受付:13:30〜)

<会場>
遺愛女子中学・高等学校
函館市杉並町23-11
(函館市電「杉並町」電停下車徒歩1分)

<料金>
参加費無料(先着順80名様)

<駐車場>
公共交通機関をご利用の上お越しください.

<主催>
サイエンス・サポートはこだて

申込はこちら

【中部高校会場】
<開催日時>
2020年 3月25日(水)13:00~16:30(受付:12:30~)

<会場>
北海道函館中部高等学校
函館市時任町11-3
(函館市電「千代台」電停下車徒歩5分)

<料金>
参加費無料(先着順80名様)

<駐車場>
公共交通機関をご利用の上お越しください.

<主催>
サイエンス・サポートはこだて

申込はこちら

【港の庵会場】
<開催日時>
2020年 3月26日(木)14:00~17:00(受付:13:30~)

<会場>
港の庵
函館市大町8-26
(函館市電「大町」電停下車徒歩3分)

<料金>
参加費無料(先着順30名様)

<駐車場>
駐車場の台数には制限がございます(30台駐車可能・先着順).

<主催>
サイエンス・サポートはこだて

申込はこちら