えのき茸がお好きな方は多いのではないでしょうか.
鍋物やお味噌汁の具材として使われることが多く,おかずの脇役として広く利用されていますね.
ここでは,えのき茸の気になる糖質,カロリーなどについてご紹介していきます.また,ダイエットに挑戦している方にもおすすめの内容になっていますので,ダイエット中で献立にお悩みの方には必見ですよ.
出典:写真AC(作者:ドリームドリームさん)
えのき茸の気になるカロリーは?ダイエットに適した食材なのか?
ダイエットをしていると,最初に気になるのが食材のカロリーですよね.
とくに自炊する場合は,使用する食材ひとつひとつのカロリーが気になってしまうことも少なくないかとおもいます.
えのき茸はきのこの一種で,醤油で味付け調理したものはなめたけと呼ばれます.基本的に白色をしたきのこでひょろひょろした外観も特徴的ですね.
えのき茸の気になるカロリーは100g中35kcal程度となっています.その他のきのこのカロリーはだいたい100g中25kcal前後で,きのこ類の中でもえのき茸はカロリーが高い部類と言えますね.
そのため,えのき茸は短絡的にダイエットに適していない食材と考えてしまいがちですが,ご飯やお肉・魚などと比べると相対的に低カロリーの食材と言えるでしょう.
そのため,えのき茸を食材に加えることはダイエットにつながるのではないでしょうか.また,えのき茸自体に味はあまりないため,なめたけをはじめ,味付けを変えてみるだけで食べ飽きてしまうことも防ぐことができますので,ダイエット食材としてはうってつけです.
えのき茸はかさ増しもできる?糖質の量は多いの?血糖値はどうなる?
えのき茸に含まれる糖質は100g中4g程度で,他のきのこ類と比べても多めです.
しかし,カロリーと同様にご飯や肉類などと比べれば相対的には少なく,ダイエットにフィットした食材であることが分かります.
血糖値は糖質を多く含む食事をすると高くなる傾向があります.基準値より高かったり,高い状態が常態化してしまうと高血圧になり,医師による治療が必要となって来ます.
血糖値が高くなると生活習慣病になりやすくなり,国民病と呼ばれ,完治の難しい糖尿病になってしまうリスクも高まります.血糖値は,食物繊維を多く含む食材ほど急上昇(血糖値スパイク)しにくい傾向があります.
えのき茸を食べた時に,一回で噛み切れないと感じた方も多いのではないでしょうか.それだけえのき茸には食物繊維が豊富に含まれているという裏返しでもあり,必然的によくかむことによって血糖値が急上昇してしまうリスクを抑える役割もありますよ.
巷にはさまざまなきのこが市販されていますが,なかでも食物繊維は特にえのき茸に多く含まれているため,きのこ類を食材に加えて血糖値の上昇を抑えたいというのであれば,第一選択としてえのき茸が断然おすすめできます.
また,料理にえのき茸を加えることによってかさ増しすることもできますので,ダイエットだけではなく,食事コントロールによって健康を維持したい方にもえのき茸はおすすめと言えるでしょう.
えのき茸が麺代わり?パスタ編
えのき茸が,麺の代替になることをご存知でしょうか.
えのき茸がダイエットや健康に良いことが,これまでの説明でだいたいみえてきたかと思います.とはいえ,なかなかえのき茸をメインの食材に使う機会はありませんよね.
そのような時には,麺の代わりとしてえのき茸を使ってみてはいかがでしょうか.
麺料理の中でもカロリーが高めだけれど,ついつい食べたくなってしまうのがパスタですよね.もっとも簡単にえのき茸を使ったパスタ作りは,市販されているパスタの素を使うことです.
えのき茸をほぐしてレンジで温め,パスタの素をかけるだけで完成です.とってもお手軽で,ダイエット食としてもおすすめです.しかし,見た目はパスタのようですが,麺のようなのどごしまでは再現できていないので,しっかり噛んで食べるようにしましょうね.パスタの素はカロリーが高めですが,麺を食べることによる摂取カロリーを大幅に減らすことができ,しかも味の濃さは失っていないため,食べ応えは抜群ですよ.
えのき茸が麺代わり?焼きそば編
先に紹介したように,えのき茸はかさ増しするときに使用することができる万能食材です.ただし,焼きそばの麺を全てえのき茸に置き換えてしまうと焼きそばがもつ独特の食感が失われてしまうため,一部のみえのき茸に置き換えることで代替します.ダイエットをしたいものの,焼きそばも堪能したいという方におすすめのレシピですよ.
作り方も簡単で,あらかじめえのき茸をレンジで温めておきます.後は通常通りに具材を炒め,麺を入れます.このときに,一緒にえのき茸も入れて焼きそばソースで味付けをすれば完成です.えのき茸で置き換えた分,例えば麺を半量にするだけでも摂取カロリーを抑えることができますよ.
えのき茸が麺替わり?そうめん編
夏の風物詩のそうめん.夏バテしていてもするする飲み込めて食べやすいことから,夏場に好んでそうめんを食べる方も多いのではないでしょうか.
そうめんは,一般的にはいったん茹でてから流水などで冷やし,めんつゆなどをつけてそのまま食べることが多いかと思います.
でも,季節柄食べる機会が多くなればどうしても食べ飽きてしまいますよね.そのような時にはえのき茸を使ってみてはいかがでしょうか.
えのき茸を茹でてごま油で味付けをします.後はいつも通りそうめんを茹で,流水で冷やしましょう.程良く水気を切って味付けしたえのき茸をトッピングすれば完成です.めんつゆにつけないでも美味しくいただけます.
めんつゆで食べるそうめんとは,また違った味や食感を楽しむことができますよ(K.T).