緊急事態宣言解除を受けて,徐々に街の活気を取り戻しつつある函館.道の「休業協力・感染リスク低減支援金」や函館市の「事業者等特別支援金」などの支援金給付があるものの,インバウンド需要がなくなって,市内の飲食店は厳しい状況が続いています.
しかも東京や札幌などと違い,それほど個々のお店の情報発信力が強くなく,インバウンドに頼ってきた部分もあって,自社サイトよりも地元の個人ブロガーや地域で配布されている紙媒体などの力に頼って細々と宣伝してきたところが圧倒的に多いです.函館市経済部が「おいしい函館応援団」と銘打ったウェブサイトを立ち上げ,市内の飲食店の広報支援を始めたのもそのような背景があります.
そんな中,地元の人たちに愛されるせんべろのサービスを頑張って続けている,ふだん遣いできる希少なお店を3つご紹介したいと思います!
コロナ支援・函館・せんべろ|函館魚販&魚屋とカフェ
もと仏壇のお店だったところを改装して2019年にオープンした函館魚販&魚屋とカフェ.
海産物の卸問屋を営む函館魚販の能登谷さんが始めた,函館・大門エリアのアンテナショップ的なお店です.
私は,お店のオーナーの能登谷さんとは「まちdeゼミナール」(通称:まちデゼミ)でご一緒しました.函館がこれまで培ってきた食資源の価値を地域の活性化につなげたいという,意欲にあふれている姿が印象的な方です.
(筆者撮影)
観光地価格のお店が主流を占める函館では,せんべろはそれほど市民に認知された存在ではないようです.店内のボードにも,わざわざ「千円でべろべろに」と,せんべろの説明を書かれているほどです.
出典:ブログ「函館・青柳町暮らし」
私もここで,数量限定のランチをいただいたことがあります.魚が売り物のお店らしく,お魚では外すことがまずありません.個人的にもオススメです!
<お店情報>
函館魚販&魚屋とカフェ
函館市若松町3-9
コロナ支援・函館・せんべろ|立ち飲みヒンナ
函館・大門の菊水小路に2020年1月オープンした,一品350円,三品1000円(税込み)の立ち飲み韓国料理のお店です.
ここの店長は,今年3月まで函館どつくの先にあるセンターにお勤めでしたが脱サラされ,お店のオーナーになりました.お店に勤めている女性も,科学祭でつながっている知り合いです.店長にも聞きましたが,このプライシングでもちゃんと利益がとれているのだそうです.
ぜひ頑張って欲しいとおもっています.
(筆者撮影)
(筆者撮影)
(筆者撮影)
自家製チヂミやマッコリが美味しいです.立ち飲みのお店ですが,お店の隅に腰かける椅子とテーブルもありますので,足腰の弱い方でも気兼ねなくお越しいただけますよ!
<お店情報>
立ち飲みヒンナ
函館市松風町10-2
コロナ支援・函館・せんべろ|元祖北海道炭焼きイタリアン酒場 炭リッチ 函館本町店
美味いのに安い…コストパフォーマンスがかなり高い炭リッチ.札幌資本の外食チェーンですが,函館・本町でも頑張っています.
18時半までの時間限定で,税込み1000円のせんべろコースを実施しています!
函館の人口分布を考えると,函館山の麓にあたる西部地区や駅前の大門地区よりも,本町・五稜郭地区,さらに美原地区の方に人口重心がありますので,もっと地元の人たちが多く住むエリアにお店も増えていって欲しいと切に思います.
<お店情報>
元祖北海道炭焼きイタリアン酒場 炭リッチ 函館本町店
函館市本町32-4
コロナ支援・函館・せんべろ番外編|遊魚舟
刺し盛定食がすごいと評判の「遊魚舟」.せんべろではありませんが,テイクアウトの宅飲みセット(1,500円)も驚くべき量とコストパフォーマンスです!!どう見ても2食分はあります.私の周囲の評価も高いです.
複数名で分けて食べればせんべろ相当になりますね♪(K.T)
<お店情報>
遊魚舟
函館市松風町8-1