中国・武漢に端を発する,新型コロナウイルスによる感染拡大.
COVID-19(あるいはSARS-CoV-2)と命名された急性呼吸器疾患は,劇症化すると死に至るだけでなく,現段階での治療法が確立されていないことから,感染予防と拡大防止が叫ばれています.
厚生労働省,首相官邸,WHOなど,様々なところから断片的な情報が発信されており,社会的不安が高まる中,現場の判断に迷うことも多々あることと思います.
以前,科学情報をより正確で多面的に伝えることでメディアに流通する情報の質を高めることを目的として設立された「サイエンス・メディア・センター・オブ・ジャパン(SMCJ)*」というところに勤務していたこともあり,情報の整理と再発信が重要と考えましたので,私見を交えて現段階で信頼できると考えられる情報源を整理してご紹介したいと思います.
*現在は,当初の運営予算の交付がなくなり活動停止.
複数の情報源を持ち,冷静に対処しましょう.
ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)ネットワーク
米国医師会のネットワークサイト.
COVID-19の特設情報集約サイトを開設し,日本の内閣官房もJAMAの動向を参照しています.
Coronavirus Resource Center | JAMA Network
NHK
特設サイトを設け,錯綜する情報を整理しつつ一般向けに平易に注意喚起をしています.
「今後1~2週間が瀬戸際」国の専門家会議が見解【全文】|NHK
首相官邸
新型コロナウイルス による感染症の対策について,アウトラインを示すとともに,感染症対策のチラシをアップし,誰でもダウンロードして利用できるようになっています.
新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~|首相官邸
厚生労働省
「国民生活の保障・向上」を目的とする保健衛生の主官庁であり,大臣の記者会見や国民に対する注意喚起の情報を取りまとめて公開しています.
東京都庁
日本語,英語,中国語,韓国語の4ヶ国語で情報提供しています.
東京都|新型コロナウイルス感染症対策サイト
東京都による,東京に対象を絞ったまとめサイトです.随時更新.
北海道|新型コロナウイルスまとめサイト COVID-19 Hokkaido
有志による,北海道に対象を絞ったまとめサイトです.随時更新.
大阪大学微生物病研究所
大阪大学初の附置研究所として,微生物病の基礎研究を行っています.
わかりやすいイラストとともにコロナウイルスの解説と対策法,検出方法について解説しており,お勧めのサイトのつくりになっています.
微生物病研究所からのコロナウイルス情報|大阪大学微生物病研究所
国立感染症研究所
「感染症を制圧し、国民の保健医療の向上を図る予防医学の立場から、広く感染症に関する研究を先導的・独創的かつ総合的に行い、国の保健医療行政の科学的根拠を明らかにし、また、これを支援すること」を目的とする国立研究所です.PDFファイルが随時アップされていますが,あまりユーザーフレンドリーなサイトにはなっていません.
新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報について|国立感染症研究所
東京大学大学院総合文化研究科
「新型コロナウイルス対策に関する研究科長からのお願い」として,一般の方が読んでも要点がわかりやすく簡潔にまとめられています.
新型コロナウイルス対策に関する東大の教養学部長・総合文化研究科長からのお願い |note
以下に全文を引用します.
【現状の認識】
国内で感染源が不明な事例がいくつか出て来ました。厚生労働省によりますと、この段階は感染拡大の初期に当たるとのことです。この段階に入りますと、水際で感染症が国内に侵入・拡散するのを排除することは不可能になります。新興病原体に対する有効な防御法には、①検疫、②公衆衛生的な管理、③迅速な診断法、④ワクチン、⑤治療法・治療薬、⑥各人の免疫システム、の6つの「盾」が考えられます。今の日本では①の盾が破られ、③~⑥の盾はまだ有効に機能しないか、存在していない状況です。従いまして、いずれ多くの方が新型コロナウイルスに感染することを前提として、行動することが必要になってきました。
【ウイルスの特徴と症状】
今回感染拡大が起きているCOVID- 19 (coronavirus disease 2019)は、 普通の風邪の原因となるコロナウイルスの仲間で、一本鎖RNAを持つウイルスです。 まだ、このウイルスの迅速な検出法は存在しておらず、RNAをDNAに逆転写した後、PCRという方法で定量的に分析するという、手間と時間の掛かる方法でないと検出できません。以下、感染者の状況を知る臨床医の方からの情報を記します。幸い感染者の多くは症状が軽く、普通の風邪のような症状があるだけのようです。特徴としては、通常の風邪は2〜3日で回復するのに対し、1週間ぐらい熱が下がらず、倦怠感と息苦しさが出てくるというものだそうです。体のむくみや、下痢がある人もいるようです(一部には発熱もしない無症状の感染者もいるようです)。60歳以上の高齢者や、結尿病や高血圧、呼吸器疾患などの基礎疾患のある人(以下「高リスク者」)で、この経過を経ることが多いそうです。しかし、健常な若者にも一部このような症状が見られることがあります。不思議なことに、小児がこのような症状を示すことは稀とされています。 感染後に発症するまでの潜伏期は、平均で5日(1-11日)程度のようです。 なお、ウイルスの感染力がもっとも強いのは発症から3~4日目頃と考えられています。 発症後、1週間ほどで解熱して回復する人もいるようですが、先ほど述べた高リスク者の一部では、発症から10日ぐらい経過した後に入院を要するほど呼吸器症状が重症化する症例が見られます。注目すぺき点は、小児や若者など免疫力が強い年代は、重症に至る確率が相当低そうだという点です。 一方で、高リスク者である基礎疾患保有者、高齢者、要介護者、 入院患者では重症化の確率が高くなります。したがって、今後はリスクに応じて対応法を変えることが童要です。
【今後の対応方針】
この段階に入ったら、日本国内での感染の拡大はある程度避けられないと考えられます。最終的には、感染から回復してウイルスヘの免疫を獲得した人の割合が増え、感染拡大が収束してくることになるでしょう。その時には、診断法やワクチンなどもできてくると思います。 しかし、それはかなり先(半年~1年後?)の話です。もし、感染拡大速度が武漢のように速くなってしまうと、なによりも医療現場の混乱が生じます。人の移動の制限や、商業活動の停滞など、経済・社会活動も大きな影響を受けます。高リスク者の死亡例も増えてくるでしょう。 今、早急に着手しなければならないことは、高リスク者の新型コロナウイルスによる死亡率の抑制と、医療機関の機能維持です。
このために、今後いくつかの対策を政府が行ってくると思われます。今回の駒場での対策は、それを一部先取りしたような形になると思います。皆様方におかれましては、どうぞ自分のこととしてだけでなく、社会全体にどのような影響を及ぼすかも考えて、慎重に行動をして頂きたいと願っています。
【具体的な対応策】
1. 体調管理
定期的に検温(できれば毎日)し、37.5℃を超えた場合は、 出勤・登校をせず、 自宅・自室にて待機しながら体調回復に専念してください。 これは、 交通機関や職湯で感染を拡大することを防ぐ意味もあります。 また、 なによりも皆さんの免疫機能をウイルスに対して 効果的に作用させるためでもあります。 とにかく無理して出てくるのは禁物です。(休業に 対する取り扱いについては、 大学本部の指示に従うことになります。)(※1)2.テレワークや電子的ツールの活用
もともと働き方改革で取り上げられていますが、 不要な会議はできるだけ減らしたり、会議時間を短縮したリするようにしましょう。 ネット会議・メール審議で済むものは、できるだけそれで済ませるようにしてください。 狭い空間に長い時間、人が集まるのはリスクになりますので、 最小限に留める努力が必要です。(※2)3.消毒や手洗い、マスク着用など
これは厚生労働省なども指摘していますが、 多くの人の手が触れる場所(ドアの取っ手やスイッチ、 リモコンなど)をアルコール消毒するのは有効です。 帰宅時にウイルスを家の中に持ち込まないことも大切です。 帰宅後も消毒、 入念な手洗い、洗顔、洗髪などをすることにより、 家庭内での感染リスクを低減できます。4. 時差通勤や人混みを避ける工夫
高リスク者の方は、 朝夕の満員篭車は感染のリスクが高いので、 時差通勤をしてみるのも良いと思います。 人混みや、バーティーなども、感染のリスクが高いので、(年度末なので難しいと思いますが)できるだけ避けるようにするのが望ましいと思います。(※3)5. ウイルスに罹ったか心配して不用意に病院に行かない
症状がひどくない段階(熱が出て2~3日の段階)において市中の病院に行くと、 (実はコロナウイルス感染者でないのに)他の感染者からウイルスをもらったり、(自分が感染者だった場合は)他の高リスク者の患者にウイルスを移したりする可能性があります。いつ 診断するかについては、各人のリスクに依存しておリ、政府から指針が発表されております。この指針に従って、的確なタイミングで「帰国者・接触者相談センター」や保健所に連絡するなど、 対応を適切な時期に行ってください。6.健康メモをつける
しばらくの間は体調や体温、行動内容や移動範囲などをメモしておくと良いと思います。 万ー感染したときに、治療や感染拡大防止を行うことができます。皆様方におかれまして、くれぐれも体調管理に気をつけて頂きたいと思います。年度末の多忙な時期ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
《事務部からの補足》
上記の研究科長からの文書について、事務部から制度的な面を中心に補足させていただきます。(※ 1)発熱による休暇取得について
37.5度以上の発熱があった場合は、無理に出勤はせず、自宅療養としてください。この期間についての「教職員の就業上の措置」については、「新型コロナウイルス感染症に関する就業上の取扱いについて(令和2年1月31日)」に従い、 産業医に相談の上、研究科長の判断により、特別休暇となることもあります。勤怠管理については、回復後出勤可能になってから手続きを行いますので、まずはご自身の療養と、感染拡大防止にご協力お願い申し上げます。
(※ 2)テレワーク(在宅勤務制度)について
テレワークについては、 解熱後も自宅待機等となった場合、職員については在宅勤務制度の試行を今年度、実施しておリます。ご本人の希望があり、自宅等に勤務できる環境が整備されている場合は在宅勤務を実施することができることもありますので、その際は、上長にご相談ください。(※ 3)時差通勤について
時差通勤については、 教員・研究員は裁量労働制が適用になっておりますので、出退勤時間については本務に影響がないようにラッシュアワーを避ける等の工夫を適宜行ってください。職員については、勤務時間等規則第3条第1項に基づく始業及び終業の時刻について、1 2区分の勤務時間が規定されています。
新型コロナウイルスの感染予防として時差通勤を希望される方は、勤務時間区分と期間について事前に上長に相談の上、各勤務時間管理員に変更申請を行ってください。
藤田医科大学 微生物学講座・感染症科
専門家向けの情報源ですが,Q&A方式で簡潔に要点がまとめられています.
随時更新されていますので,適宜再訪して情報更新されることをお勧めします.
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報|藤田医科大学感染症科(pdf)
日本感染症学会
感染症分野の臨床医が中心の学会です.「時代が求める感染症診療と研究に応えるべく、学会活動の中で、教育啓発活動を通して、感染症問題にコミットしていくこと」を社会的責任と捉えており,医療従事者向け,一般市民向けそれぞれに向けた注意事項を取りまとめ,ウェブ上で情報公開しています.感染対策の基本は咳エチケットと手の清潔である旨を強調しています.
日本環境感染学会
「環境変化に起因するすべての感染症を対象とする」学会です.日本感染症学会とともに医療従事者向け,一般市民向けそれぞれに向けた注意事項を取りまとめ,ウェブ上で情報公開しています.
内容は,日本感染症学会と同じです.
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症への対応について|日本環境感染学会
世界保健機構(WHO)
新型コロナウイルス感染症をアウトブレイク(感染爆発)と捉え,特設サイトを開設して情報提供に務めています.
Coronavirus disease (COVID-19) outbreak|WHO
新型コロナウイルスに対する基本的な対策
1. 頻繁に手を洗う
石鹸と水で頻繁に手を洗うか,アルコールで手指消毒する
2. 咳エチケットの実践
咳やくしゃみをするときは,曲げた肘やティッシュで口と鼻をおおう
使用済のティッシュはすぐにジッパーなどに入れ,手をアルコールで消毒するか水と石鹸で洗う
3. 社会的な距離を保つ
他の人,とくに咳をしている人,くしゃみをしている人,発熱している人と1m以上の距離を置く
4. 目や鼻,口に直接洗っていない手で触らない
ウイルスで汚染された可能性のある手で,自分自身にウイルスを移さないため
新型コロナウイルスの状況報告(毎日更新)
新型コロナウイルスの状況報告が毎日更新されてアップされています.
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)
米国保健福祉省所管の感染症対策の総合研究所です.新型コロナウイルスの特設サイトを開設しています.
CDCが公表した感染拡大防止のガイドラインを医療法人社団悠翔会理事長診療部長の佐々木淳氏が日本語訳しています.
【居宅および施設(住宅コミュニティ)における新型コロナウィルス感染症の拡散防止のための暫定ガイダンス】
CDC 更新:2020年2月14日
このガイダンスの対象は、
①COVID-19感染が確認されている、または感染が疑われるが、入院する必要のない人
②COVID-19感染により入院しているが、状態が安定し退院が可能と判断された人
ーーーー
医療機関と公衆衛生担当者が、自宅(施設)でケアできるかどうかを評価する。
入院する必要がなく、自宅で隔離できると判断された場合は、保健部門のスタッフが監視する(日本の場合には医療機関と保健所?)。担当者が隔離措置を終了してよいと判断するまで以下の予防手順に従う。
ーーーー
■受診以外は家から出ない
受診以外は、室外での活動を制限する。職場、学校、または公共の場所に行ってはならない。公共交通機関、ライドシェアリング、タクシーの使用は避ける。
■他の人や動物から離れて過ごす
人:できるだけ特定の部屋で過ごし、他の人から離れる。可能であればトイレも別にする。
動物:病気のときはペットや他の動物を触らない。
■受診前に電話する
医療機関で他の患者が感染のリスクに晒されるのを防ぐために、受診予約がある場合は、COVID-19に感染している(感染している可能性がある)ことを事前に伝える。
■マスクを着用する
部屋や車に他の人やペットがいる場合、または受診する場合にはマスクを着用する。マスクを着用できないのであれば(たとえば呼吸困難感があるなど)、他の人は同じ部屋にいてはならない。また、他の人が部屋に入るときにはマスクを着用する。
■咳やくしゃみを覆う
咳やくしゃみをするときは、口と鼻をティッシュで覆う。別に準備したゴミ箱に使用済みのティッシュを捨て。すぐに少なくとも20秒間石鹸と水で手を洗うか、60〜95%のアルコールを含むアルコールベースの手指消毒剤を手が乾くまで擦り合わせる。手が目に見えて汚れている場合は、アルコールではなく石鹸と水による手洗いを優先する。
■頻繁に手をきれいにする
石鹸と水で少なくとも20秒間手を頻繁に洗うか、60〜95%のアルコールを含むアルコールベースの手指消毒剤を使用し、手が乾くまで手全体をこすり合わせる。手が目に見えて汚れている場合は、石鹸と水を優先する。洗っていない手で目、鼻、口に触れない。
■個人の生活用品を共有しない
皿、グラス、コップ、調理器具、タオル、寝具を他の人やペットと共有しない。これらの生活用品を使用した後は、石鹸と水で徹底的に洗浄する。
■手が触れる場所を毎日清掃する
手が触れやすい場所としては、カウンター、テーブルトップ、ドアノブ、浴室の備品、トイレ、電話、キーボード、タブレット、ベッドサイドテーブルなどがある。また、血液、便、または体液が付着している可能性のある場所も気を付ける。ラベルの指示に従って、家庭用クリーニングスプレーまたはワイプを使用する。
■症状を観察する
病状が悪化している場合(呼吸困難など)は、直ちに医師に連絡する。受診前にCOVID-19に感染している(あるいは感染が疑われている)ことを医療機関に連絡する。施設や他の患者をCOVID-19から守るために、受診時はマスクを着用する。COVID-19感染またはその疑いで観察下に置かれている人は、保健所または医療機関の指示に従う必要があります。
状態が急変しており、119に電話する必要がある場合は、COVID-19感染(または疑い)の旨をコールの際に伝え、救急隊が到着する前にマスクを着用しておく。
■隔離措置の終了
COVID-19が確認された患者は、他者への二次感染のリスクが低くなると考えられるまで、在宅隔離の予防措置をとるべき。いつ隔離措置を終了するかは、医療機関や保健所と相談して、ケースバイケースで判断する。
【COVID-19感染症で症状のある患者(または検査中の患者)のいる医療機関以外の場所での家族、親しいパートナー、介護者に推奨される予防措置】
Recommended precautions for household members, intimate partners, and caregivers in a nonhealthcare setting1 of a patient with symptomatic laboratory-confirmed COVID-19 infection or a patient under investigation
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医療機関以外の場所におけるCOVID-19患者(疑い含む)との同居者や介護者は、濃厚接触する可能性がある。濃厚接触者は、健康状態を観察する必要がある。COVID-19を示唆する症状(発熱、咳、息切れなど)が発生した場合は、すぐに医療機関に連絡する。(2019年の新規コロナウイルスの可能性がある人のリスク評価および公衆衛生管理に関する暫定米国ガイダンスを参照→https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/php/risk-assessment.html)
濃厚接触者は次の推奨事項に従う:
●患者が医療機関の指示(服薬とケア)を理解し、それに従うことができることを確認する。患者の基本的な在宅ケアニーズを支援し、食品、処方、その他の個別ニーズを支援する。
●患者の症状を観察する。病状が悪化している場合は、医療機関に連絡し、COVID-19に感染している(またはその疑いがあること)を伝える。
急変している場合には救急要請(119番)する。その際にもCOVID-19に感染している(またはその疑いがあること)を救急隊に伝える。
●同居者は別の部屋で過ごすか、可能な限り患者から離れる。できるだけ、利用可能な場合、寝室とトイレを別にする。
●どうしても必要な場合を除き、訪問者の受け入れは禁止する。
●ペットの世話は同居者がする。病気のときはペットや他の動物を扱わない。
●共有スペースは風通しを確保する。エアコンを使用する、天候が許せば窓を開けるなど。
●手指衛生を頻繁に行う。頻繁に少なくとも20秒間石鹸と水で手を洗うか、60〜95%のアルコールを含むアルコールベースの手指消毒剤を使用して、手の全表面を覆い、乾くまで擦り合わせる。手が目に見えて汚れている場合は、石鹸と水を優先的に使用する。
●手を洗う前に目、鼻、口を触らない。
●患者と同じ部屋にいる場合には、マスクを着用する。
●患者の血液、便、または唾液、鼻汁、嘔吐物、尿などの体液に触れたり接触したりする場合は、使い捨てのマスクと手袋を着用する。使用後は、マスクと手袋を捨て、再利用しない。個人用保護具を取り外すときは、
①まず手袋を取り外して廃棄する。
③その後、すぐに石鹸と水またはアルコールベースの手指消毒剤で手をきれにする。
③次にマスクを取り外して廃棄し、すぐに再び石鹸と水またはアルコールベースの手指消毒剤で手をきれいにする。
●患者と生活用品を共有しない(料理、グラス、コップ、食器、タオル、寝具など)。患者がこれらの生活用品を使用した後は、徹底的に洗浄する(後述参照)。
●カウンター、テーブルトップ、ドアノブ、バスルームの備品、トイレ、電話、キーボード、タブレット、ベッドサイドテーブルなど、よく触る場所を毎日掃除します。また、血液、便、または体液が付着している可能性のある場所もきれにする。
ラベルの指示に従って、家庭用クリーニングスプレーまたはワイプを使用する。
●洗濯は徹底的に行う
血液、便、または体液が付着した衣服や寝具はすぐに取り外して洗濯する。
汚れたものを扱うときは使い捨て手袋を着用し、汚れたものを体に近づけない。
手袋を外したらすぐに手を洗う(石鹸と水、またはアルコールベースの手指消毒剤を使用)。
洗濯物や衣類、洗剤のラベルの指示を読み、それに従う。一般に、洗濯機の指示に従って通常の洗濯洗剤を使用し、衣類のラベルに推奨されている最も高い温度を使用して完全に乾燥させる。(※佐々木注:新型コロナウィルスは熱に弱いと報告されている)
使用済みの使い捨て手袋、マスク、およびその他の汚染物はすべて蓋つきの容器に入れてから、他の家庭ごみと一緒に廃棄する。これらを扱ったら、すぐに手を洗う(石鹸と水、またはアルコールベースの手指消毒剤で)。手が目に見えて汚れている場合は、石鹸と水を優先的に使用する。
その他の質問については、保健所または医療機関と話し合う。
※濃厚接触者の定義
a)長期間にわたってCOVID-19感染者から約6フィート(2メートル)以内にいた(ケアをした、一緒に生活をした、訪問した、COVID-19感染者のいる病院の待合室や居室にいた、など)
–または–
b)COVID-19症例の感染性分泌物と直接接触している(咳をされたなど)
新型コロナウイルス感染症(COVID19)情報サイト
医療従事者有志が作成したまとめサイトです.
都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ
選挙コンサルタントの大濱崎卓真氏(@oohamazaki)とiOS名簿地図アプリ ミエセンのウダガワアイ氏(@aimerci)によるサイト.
【御礼とシェアのお願い】 昨日リリースした都道府県別新型コロナウイルス感染症数マップ( https://t.co/YLHxcWF0me )、公開24Hで66,581アクセス、スマホ版・英語版も無事リリースしました。海外では各国政府や大学がやっていることを弱小企業がやっていますが、応援頂ける方は是非RTをお願いします! pic.twitter.com/g4hypQlwQ3
— 大濱﨑 卓真 (@oohamazaki) February 18, 2020
Desktop: https://t.co/sfSIqagdPR
Mobile: https://t.co/6pjjJKvk49
都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップを作成するにあたって、主に視覚化について留意した点をまとめました。レイヤは今75万viewです。尚、私はGISユーザーでビジュアライズの知識は多くありません。https://t.co/rBrrkxhRIh— ウダガワアイ (@aimerci) February 23, 2020
新型コロナウイルスに関する簡単な解説とまとめ記事|ぱそろじすと・あっと・ざ・らぼ
米国国立衛生研究所(NIH)で研究中の病理医研究者・峰宗太郎氏によるまとめ記事です.
生命を支える様々なメカニズム【第3回・緊急番外編】新型コロナウイルスはどれだけ危険なのか|幻冬舎ルネッサンスアカデミー
山口大学大学院医学系研究科の林田直樹氏によるまとめ記事です.
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状況は刻々と変化しています.
科学的なエビデンスに基づいて,冷静に行動したいですね.(K.T.)