【新型コロナ】マスク肌荒れの3大原因は「汗・蒸れ」「乾燥」「摩擦」!マスクの工夫とスキンケアで対策を!

今年の夏は例年と異なり,人前でのマスクエチケットが基本になりましたね.その結果,敏感肌の方を中心として,マスクの長時間着用に伴う「マスク肌荒れ」にお困りの方も増加しているようです.

夏のマスクの内側は「汗・蒸れ」「乾燥」「摩擦」の三重苦!

これがマスク肌荒れの3大原因と考えられています.まして,熱がこもりやすいタイプのマスクだとなおさらです.

そこで今回は「マスク肌荒れ」に着目し.その原因と対策について考えてみたいとおもいます!




「マスク肌荒れ」の原因その1|汗・蒸れ

呼気によってマスクの内部が高温多湿になり,呼気に含まれる水分が充満し,ふやけた状態になります.マスクの内側に皮膚由来の角質がたまり,水分と皮脂が混ざることによって雑菌の繁殖も起こりやすくなります.

「マスク肌荒れ」の原因その2|乾燥

マスクを外したときは,逆に水分が一気に蒸発しやすくなります.マスクをつけた状態では,口元が高温多湿だったものが,いざマスクをはずすと逆に蒸散し乾燥しすぎてしまうことが指摘されています.

「マスク肌荒れ」の原因その3|摩擦(物理的な擦れ)

日常でも飲食のときなどに,マスクをはずしたりはいたりを繰り返すことがあると思います.あるいは,マスクをはいた状態でもマスクがずれて肌と接触し,物理的な擦れを生じることによって,かぶれ,湿疹,かゆみといった「接触皮膚炎」を起こしやすくなります.また,吐息に伴う吹き出物やニキビも,マスク着用に伴う摩擦によって生じやすいとされています.

「マスク肌荒れ」の対策|適切なマスクを選択する

不織布マスクはその硬さから布マスクやガーゼマスクよりも肌荒れしやすいとされています.また,ガーゼマスクは比較的蒸れにくく,接触皮膚炎になりにくいと考えられます.ただ,衛生面のことを最優先に考えるのであれば,不織布のマスクを第一選択にするという考え方もあると思いますし,ガーゼタイプのインナーマスクを併用するのもありですね.また,冷感タイプの夏用マスクにガーゼタイプのインナーマスクを併用し,こまめに交換するというのも選択肢のひとつになるのではと思います.

マスクは,その大きさも重要です.自分の顔の大きさにフィットしたサイズのものを選ぶようにしたいですね.一概に大きめのマスクの方が良いというわけではないと思います.

「マスク肌荒れ」の対策|日常の肌荒れ対策

日常的にマスクを使用しつつも「マスク肌荒れ」を抑える工夫を挙げてみました.

1.意識的にマスクを浮かせてマスク内の湿気を逃す
2.コットンに化粧水を浸漬し,汗をかいたらこまめに拭く
3.マスクは家などでは外す
4.不織布マスクに限らず,同じマスクは最低でも1日使ったら交換して口元の衛生を保つ
5.丁寧に洗顔を行い,ホコリや汗,皮脂を取り除く
6.低刺激のスキンケア(保湿)を心がける

4. については既に述べました.5.と6.については後述しますね.

「マスク肌荒れ」の対策|摩擦の低減対策

「マスクにはるこちゃん」相模カラーフォーム工業

マスクの内側にスポンジをはることによって,鼻の部分がずれにくくなるという商品です.樹脂製のワイヤーが入ってるので,鼻の形に合わせて成形できるというのが良いですね♪ TVKの「神奈川ビジネス Up To Date」でも取り上げられています.

「ノーセバム ミネラルパウダー ルースタイプ」イニスフリー

マスクとの摩擦を低減するフェイスパウダーです.韓国チェジュ島の天然ミネラルとミントを配合し,さらさら肌を保つ皮脂コントロールパウダーです.

「マスク肌荒れ」の対策|低刺激の敏感肌スキンケア

「マスク肌荒れ」対策の基本は,

しっかり洗い肌を清潔に保つこと

です.特にニキビが気になる場合は,”ノンコメドジェニック”表記があるものを選ぶのがオススメです.

洗顔料はしっかり泡だて,泡を皮脂の多い額から鼻先の部分から乗せたうえで,ぬるま湯で優しくすすぎます.皮膚にダメージを与えないよう,押し当てるようにタオルを当てて水分を拭き取るようにすると良いでしょう.また,保湿ケアを行うことが重要です.マスク肌荒れ・敏感肌に適したフェイスマスクが市販されています.

マスク肌荒れ・敏感肌スキンケア|ミノン ぷるぷるしっとり肌マスク(第一三共ヘルスケア)

コットンを原料とした優しい肌あたりの素材を使用.アルコール無添加で,敏感肌・乾燥肌にも最適です.

マスク肌荒れ・敏感肌スキンケア|フェイスマスク(マテリエ)

高保湿・低刺激のアミノ酸スキンケアとして誕生したブランド「マテリエ」のフェイスマスクです.デリケート肌の保湿にこだわり,香料,着色料,アルコール,パラベン,旧表示指定成分,鉱物油,石油系界面活性剤等,7つの無添加を実現しています.

マスク肌荒れ・敏感肌スキンケア|キュレル 潤浸保湿 美容液(花王)

「セラミドケア」を標榜し,低刺激でしっかり保湿してくれる美容液として,口コミの評判が高いのが特徴です.ノンコメドジェニックテスト済み.

マスク肌荒れ・敏感肌スキンケア|VC100 エッセンスローションEX(ドクターシーラボ)

「高浸透ビタミンC」アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS)を配合し,@cosmeのブログでも取り上げられています.ただし,強い敏感肌の方には適さないかもしれません.

マスク肌荒れ・敏感肌スキンケア|イハダ 薬用ローション(資生堂)

「ワセリン湿潤スキンケア」を標榜,ワセリンと2つの抗肌あれ有効成分が乾燥などの肌トラブルを予防します.@cosmeの「ベストコスメ」を受賞しています.

マスク肌荒れ・敏感肌スキンケア|フリープラス ウォータリークリーム(カネボウ)

@cosmeの「ベストコスメアワード2019 上半期新作 ベストクリーム 第2位」を受賞.肌への負担が少ない低刺激設計と和漢植物美肌処方による保湿効果を標榜.「水感クッションクリーム」という位置付けで,高保湿なのにべたつかないことから,口コミ評価も上々です.

マスク肌荒れ・敏感肌スキンケア|薬用フタアミンhiクリーム(ムサシノ製薬)

@cosmeのベストコスメ殿堂入りを果たしています.ホホバ油と卵黄油を配合.医薬部外品のドクターズコスメです.地味な商品で流通経路も限られるため,やや手に入れにくいようですが,口コミの評判は高いです.

「マスク肌荒れ」の対策|バランスのとれた食事

マスク肌荒れの予防に,バランスのとれた食事は重要です.

また,適切な量の脂質を摂ることが肌のバリア機能を高めることにつながるものと考えられます.コムギ,コメ,ダイズ,トウモロコシ,コンニャク,タモギタケなどに含まれている「スフィンゴ脂質」は.機能性食品成分として知られており,皮膚保湿効果などの効果が期待されています.これは「スフィンゴ脂質」の一種であるセラミドが,皮膚の健常性維持に重要な役割を果たしていることが明らかとなっているためです.「スフィンゴ脂質」の摂取による皮膚機能への影響の詳細は,今後明らかになっていくものと期待されます.
(出典:セラミドを中心としたスフィンゴ脂質代謝|日本生化学会誌)

「マスク肌荒れ」の対策|質の良い睡眠

肌を健康な状態を保つには,質の良い睡眠もまた重要です.ヒトや動物を対象とした睡眠不足や睡眠遮断と肌機能との関連を調査した先行研究をレビューした結果,睡眠不足による睡眠覚醒リズムの不調によって肌質の低下がもたらされることが指摘されています.また,国内においても魚介類に多く含まれる「グリシン」を用いた睡眠研究により,睡眠の質の向上と皮膚バリア機能改善,敏感肌改善がリンクしていることが示されています.
(出典:睡眠誘導効果をもつ(ー)ー酢酸ボロニルの睡眠促進効果ならびに肌質改善効果|コスメトロジー研究報告)

「マスク肌荒れ」の対策|適度なストレス発散

ワークアウトでストレスを適度にコントロールすることも重要なことです.
コロナ禍の最近は,オンデマンドでのオンラインワークアウトの機会も増えてきています.ジムになかなか行けない,行っても思い切りトレーニングに没入できないという方も,自宅のパーソナルスペースをワークアウトの拠点にすることによって,スタジオレッスンのプログラムや混雑状況に左右されることなく,日常のストレス発散をかねてトレーニングができるようになってきていますね.

ストレスと上手につきあって,「マスク肌荒れ」から身を守りましょう(K.T).