おからパウダー(粉末おから)のダイエット効果【あさイチ】【ヒルナンデス】

大豆から豆腐をつくる際に,豆乳を搾った後に副次的にできるおからは,栄養面に優れていることから「卯の花」などと呼ばれ,むかしから食用にひろく用いられてきました.ただし,水分を多く含むことから日持ちがしないという欠点がありました.最近では,従来のおからの欠点を克服すべく,乾燥粉末にして日持ちをよくした「おからパウダー」(粉末おから)が注目され,5月22日放送の「あさイチ」(NHK),7月2日放送のヒルナンデス(日本テレビ系)にも大きく取り上げられました.

おからパウダーは,全体の40%以上が食物繊維からできていて,とくに不溶性の食物繊維が豊富に含まれています.そのため,水分を吸収することでかさが増し,腸の機能を活発にします.また,全体の25%をダイズ由来のタンパク質が占めていて,血中のコレステロール低下作用や血圧効果作用が期待される優れものなのですが,これまではその多くが産業廃棄物として処分されてしまっていました.これはちょっともったいないですよね.

このようなことから,ダイエット効果が期待される生活習慣病予防食品素材という観点から,さらに循環型社会における未利用食品素材の有効活用という観点から,様々な用途開発が行われるようになり,昨今のおからパウダーブームに火がついたものとおもいます!


おからパウダーを使った蒸しパン

おからパウダーの代表的な用途のひとつとして,蒸しパンがあります.

おからパウダーでつくった蒸しパンを,通常市販されているパンの代用食として置き換えることによって,手軽に糖質制限することが可能になります.自家製パンをつくるだけの時間的余裕があれば,これは超オススメです!

おからパウダーに豊富に含まれている食物繊維が糖質の吸収を抑え,大豆ペプチドが基礎代謝を上げて脂肪燃焼を促進させる働きをもっています.
甘み付けには,砂糖の代わりにラカントとよばれる,羅漢果エキスとトウモロコシ由来の甘味成分であるエリスリトールの混合物が用いられることが多いようです.ラカントはカロリーゼロの甘味料であることを売りにしています.もちろん砂糖で甘み付けをすることもできますが,せっかくおからパウダーで低糖質にしたものに糖質を加えてしまうことになるので,注意しましょう.

おからパウダーを使ったお菓子

おからは,かさが増えることで腹持ちが良くなることもあり,低カロリーでダイエットを意識したお菓子の素材としても有用です.背徳感が半端ないけど(笑),お菓子も食べたいという向きにフィットすること間違いないでしょう.ココアケーキは,ココアがおからパウダーの大豆の匂いを打ち消してくれるのでオススメです.甘み付けはラカント,砂糖のいずれも可ですが,ラカントはカロリーゼロである一方で,価格が高く,しかも再結晶化すると味が落ちるため,それぞれ一長一短があるといえます.

小麦粉をおからパウダーに置き換えたおからハンバーグ

多くの人が好きな食べ物に挙げるハンバーグ.でも小麦粉が多くて…という向きには,小麦粉をおからパウダーに置き換えたおからハンバーグがオススメです.
ロカボ(おいしく楽しく適正糖質を取ること)なだけでなく,おからパウダーを用いることでかさ増しにもなり,見た目にも嬉しいおかずに仕上げることができます.

おからパウダーをコーヒーに混ぜて飲む

おからパウダーをパンやお菓子に入れる以外に,コーヒーに入れて飲むという方法もあります.通常の食事の量を減らす代わりに,食後のコーヒーにおからパウダーを入れることによって,お腹を満たし,食事制限を楽にするというわけですね.ただ,やや溶けにくいので,いきなりたくさんのおからパウダーをコーヒーに入れないのがコツです!



おからパウダーを使って低糖質ダイエットにトライする際には,糖質の少ない食材と組み合わせることに気をつけたいものです.おからパウダーがもたらす腹部の膨満感を生かして食事制限を行うというやり方も,もちろんアリでしょう.楽しく健康的にダイエットと向き合えれば良いですね.(K.T.)